トヨタRAV4とスバル・フォレスターはどっちが買い？価格、大きさ、燃費、スペック、リセールまでの違いを検証！

トヨタRAV4とスバル・フォレスターは、ユニセックスな印象が強い近年のSUV車の中では、遊び心が満載で男性的なコンセプトが強い車です。
悪路でも走破性も高く、自然が似合う車種だと言えるでしょう。

トヨタRAV4とスバル・フォレスターについて、価格・燃費・大きさ・スペック・リセールなど、どの様な差があるのでしょうか。
今回は、それぞれの違いを徹底比較します。

RAV4とフォレスターはどっちが買い？価格帯と人気グレードの価格の違いは？

まずは、トヨタRAV4とスバル・フォレスターの価格帯と人気グレードの価格の違いについて、ご紹介します。

RAV4とフォレスターの価格帯の違い

まず、トヨタRAV4とスバル・フォレスターの全グレードの価格帯を、ご紹介します。

久しぶりに日本市場に登場したトヨタRAV4は、トレンドを反映したモデルチェンジを見せながらも、レジャーやアウトドアで大活躍してくれそうな雰囲気を見せています。
1994年にデビューしたRAV4は、4代目に入り一時日本での販売は中断しましたが、現行モデルの5代目で日本市場に復活を果たしました。
風を切り大地にしっかり根付いたようなスタイリングはそのままに、走行性能や安全性がグレードアップした印象です。

RAV4のグレードごとの価格は、2,608,200円〜3,348,000円となっています。コンパクトSUVのボリュームゾーンとも言える価格帯で、市場に真っ向勝負を仕掛けた印象を受けます。

一方スバル・フォレスターは、1997年にデビューして以来、頼もしさを強調したSUV車というコンセプトが一貫しているクルマです。
スバル・フォレスターは、スバル車らしい走行性能と悪路での走破性の高さが特徴的ですが、近年は安全性能や車体剛性などの進化も特筆すべきポイントです。

男性を中心に根強いファンが多く、各モデルを乗り継いでいるユーザーが多い点にも注目です。
スバル・フォレスターのグレードごとの価格帯は、2,808,800円〜3,099,600円となっています。

関連記事

RAV4とフォレスターの人気グレードの価格の違い

続いて、トヨタRAV4とスバル・フォレスターの人気グレードを比較します。

トヨタRAV4は、全6グレードが販売されています。
その中でも人気が高いのは、AdventureとGというグレードになります。

Adventureは専用設計の装備品が充実しているモデルで、Gは上級グレードとなります。
価格帯を見ていくと、Adventureは3,137,400円で、Gは3,202,200円となっています。

スバル・フォレスターは、トヨタRAV4や他のSUV車と比較すると、少ないグレード設定で勝負をしています。
全4グレードが販売されていますが、特に人気の高いグレードは、Advanceグレードです。

Advanceは、安全性をより高める先進装備に加えて、新感覚の走りをもたらすスバル独自のe-BOXERを搭載したモデルです。
Advanceの新車価格は、3,099,600円となっています。

関連記事

RAV4とフォレスターの価格帯と人気グレードの価格の違いは？まとめ

まずは、トヨタRAV4とスバル・フォレスターの価格帯と人気グレードの価格をご紹介しました。
金額的な比較をすると、価格帯が広いのはトヨタRAV4で、人気グレードの価格帯はわずかにスバルフォレスターの方が安い印象です。

スバル・フォレスターはグレード設定がシンプルで、各グレードの価格差が少ないことが特徴ですが、幅広いユーザーをターゲットにしているといった点にフォーカスすると、トヨタRAV4の方が選びやすいメリットがある様です。

RAV4とフォレスターはどっちが買い？燃費はどちらが良いのか？

続いて、トヨタRAV4とスバルフォレスターの燃費はどっちが優れているのか、ご紹介します。

関連記事

RAV4とフォレスターの燃費比較！ガソリン車の違いは？

まずはそれぞれのガソリン車の燃費をご紹介します。

トヨタRAV4のガソリン車は、伸びやかな走行性能と優れた燃費性能を兼ね揃えて、2.0L直列4気筒エンジンが搭載されています。
レスポンスの高いエンジンで、作動時などのエネルギーロスも低減し、 最大熱効率は40％に到達しています。

最先端の技術により、堂々としたボディを力強く走らせるパワフルさを持ったRAV4のガソリン車は、WLTCモードで15.2km/L〜15.8km/Lというカタログ燃費です。

一方、スバル・フォレスターには、スバルが理想のパワーユニットだと胸を張る水平対向エンジンが搭載されています。
左右対称のピストンが水平方向に往復することで、互いの力を打ち消し合う特性を持っています。

その結果振動が少なく、エンジンフィールは非常に滑らかで、他のエンジンでは味わえない、爽やかなドライビングを愉しめます。

スバルフォレスターは、JC08モードで14.6km/Lとなっています。

RAV4とフォレスターの燃費比較！ハイブリッド車の違いは？

ハイブリッド車の最大の特徴は低燃費性ですが、走行中の静粛性も眼を見張るものがあり、車内での過ごし方をより快適にしてくれます。

トヨタRAV4のハイブリッド車は、ガソリン車より排気量が大きい2.5L仕様のエンジンが搭載されています。
パワフルな2.5Lダイナミックフォースエンジンと、トヨタのお家芸とも言えるハイブリッドシステムに、最先端の小型で軽量で高効率化な技術を組み合わせることで、優れた動力性能と低燃費を実現しています。

そんなトヨタRAV4のハイブリッド車は、JC08モードで25.0km/L〜25.2km/Lとなっています。

そしてスバル・フォレスターでは、先述した人気グレードのAdvanceがハイブリッド車となっています。

ただトヨタRAV4のハイブリッドとはやや仕様が異なり、マイルドハイブリッド車という区分になります。

ガソリン車に搭載されているオルタネーターを強化して、エンジンの補助モーターとしても利用できるようにしたものがマイルドハイブリッドです。

スバル・フォレスターのマイルドハイブリッド車は、18.6km/Lというカタログ燃費です。

関連記事

RAV4とフォレスターの燃費の違い！まとめ

カタログ燃費を比較すると、ガソリン車・ハイブリッド車ともにトヨタRAV4の方が優れている印象です。
車体価格は同じくらいの2台ですが、長期的なコストを考えるとトヨタRAV4の方が有利になるでしょう。

スバル・フォレスターの燃費も悪いわけではありませんが、環境性の高さという点においてもトヨタRAV4の強いこだわりが際立った結果となりました。

RAV4とフォレスターはどっちが買い？大きさの違いは？

続いて、トヨタRAV4とスバル・フォレスターの大きさを比較します。
外寸と内寸のサイズ感と合わせて、デザインの特徴もご紹介します。

関連記事

RAV4とフォレスターの大きさ(サイズ)の違い！外寸は？

どちらもサイズ以上の迫力を感じる見た目が印象的ですが、外寸はどっちが大きいのでしょうか。

トヨタRAV4は、日本市場では久しぶりの登場にも関わらず、デザインコンセプトは初代から一貫して頼もしさを感じるものに仕上がっています。
レジャーやオフロードで活躍してくれそうな雰囲気が満載ですが、都会的にも感じるディテールの繊細さもあります。

骨太で力強さを感じるエクステリアは、冒険心がくすぐられます。
そんなトヨタRAV4の外寸は、全長4,610mmx全幅1,865mmx全高1,690mmとなっています。

スバル・フォレスターは、ヘキサゴングリルとコの字型ヘットランプという、スバルの伝統を反映したデザインも取り入れつつ、スバルフォレスターならではの独自性もしっかり見受けられます。

無骨で非常に男性的なデザインですが、走行性能を引き立たせるための工夫も随所に見られます。
空気抵抗も考慮されたことによって、安定感のある走りを実現しています。
そんなスバル・フォレスターの外寸は、全長4625mmx全幅1815mmx全高1715~1730mmとなっています。

関連記事

RAV4とフォレスターの大きさ(サイズ)の違い！室内（内寸）は？

続いて、トヨタRAVとスバルフォレスターの内寸と、インテリアデザインをご紹介します。

トヨタRAV4のインテリアは、シックな色使いで落ち着いた雰囲気ですが、所々に散りばめられたメッキ素材が、良いアクセントとなっています。
機能性を重視した素材感ですが、安っぽさは見られず、高級セダンの様な重厚感もまとっています。

シートは程よい柔らかさとなっていて、ロングドライブでも疲れにくい設計です。
トヨタRAV4の内寸は、室内長1,890mmx室内幅1,515mmx室内高1,230mmとなっています。

そしてスバル・フォレスターのデザインは、外観同様に無骨で一見無機質な印象を見せますが、高い走行性能が容易に想像できるコックピットは、これから始まるドライブの期待感を高めてくれるデザインです。

走行性能に特化した車のシートは、やや硬く設計される傾向にありますが、スバルフォレスターのシートは、体にフィットする設計で安心感があります。
スバル・フォレスターの内寸は、室内長2,100mm〜2,110mm x室内幅1,545mmx室内高1,210mmとなっています。

RAV4とフォレスターはどっちが買い？大きさの違いは？まとめ

サイズを比較すると、外寸に関しては高さ以外ではトヨタRAVの方が大きい結果となりました。

しかしスバル・フォレスターは、ボディサイズを最大活用した設計により、 室内長と室内幅がトヨタRAV4を上回るサイズ感となっています。

サイズ感は、車を運転する際に重要です。
また室内での快適にくつろぐことが出来るかどうかという面で、重要な要素となります。

実際に試乗など行う際には、特に注意をしてチェックしたい項目です。

関連記事

RAV4とフォレスターはどっちが買い？スペックの違いは？

トヨタRAVとスバルフォレスターの、各スペックをこれまでご紹介しました。

価格帯に関しては、グレードの多いトヨタRAVの価格幅が大きな結果となりましたが、人気グレードの価格帯はほぼ同じだと言えます。

そしてカタログ燃費は、ガソリン車・ハイブリッド車ともに トヨタRAV4が優れている結果となりました。

車のスペックは、車体価格や燃費・サイズ感なども重要ですが、ハイテク化が進む現代のクルマにおいては、どのような先進技術が搭載されているかも中公すべき点です。

トヨタRAV4は、踏み間違い抑制装置や自動ブレーキなど、安全運転を支援する装置によって、すべてのドライバーの安全をサポートします。
その安全性の高さから、セーフティ・サポートカーS（ワイド）、セーフティ・サポートカーに認定されています。

一方でスバル・フォレスターには、スバル独自の先進安全技術であるアイサイトが搭載されています。
見やすさ・使いやすさ・疲れにくさといった、基本的な安全性能をしっかりと確保しながら、ドライバーの負担を減らす役目を担っています。

関連記事

RAV4とフォレスターはどっちが買い？リセール率、買取が高いのは？

最後に、トヨタRAV4とスバル・フォレスターの、リセール率・買取価格の高さをご紹介します。

トヨタRAV4の現行モデルは、まだ詳細なデータがない状況ですが、型落ちモデルの傾向を見ても、リセールバリューは高いことが予想されます。

新車の販売台数も順調で、中古車市場でのコンパクトSUV人気も依然続くと予想されます。
新車登録から5年後の平均的なリセールバリューは50％ほどですが、トヨタRAV4に関しては60％ほどの残価率も十分に期待できるでしょう。

一方スバル・フォレスターに関しては、基本性能の高さを見ると素晴らしい車であることは間違い無いのですが、トヨタRAV4と比較するとターゲット層が狭いことやメーカーのブランド力などから、やや劣ります。

新車登録から5年後のリセールバリューは、買取実績などを踏まえた平均値では52％となっていました。
しかし安定した人気がある車種ですので、大きな値崩れはしない点が特徴でもあります。

関連記事

まとめ

今回は、トヨタRAV4とスバル・フォレスターについて、価格・燃費・大きさ・スペック・リセールなどそれぞれの違いを検証し、どっちが買いなのか徹底比較しました。

どちらもSUV特有の機能性は十分に持ちつつ、強いコンセプトを打ち出した車です。
基本的なスペックの違いはありますが、休日のレジャーをより楽しくしてくれる車であることは間違いありません。